カフェのホームページの作り方 ページの内容を詳しく解説

カフェのホームページでターゲットを選んでいる様子

カフェのホームページを作るなら

今では無料のホームページ作成サービスなどを使えば、自分でも簡単にサイトが作れるようになりました。
個人経営のカフェや喫茶店でも、ホームページを持つのが当たり前になってきています。

あなたがカフェのオーナーで、ご自分でホームページを作りたい、と考えているなら、この記事が絶対に役立つはずです。
カフェや喫茶店のホームページの作り方の基本は「ターゲットを定める」ことです。
では、具体的に説明していきます。

お店のターゲットをもう一度おさらい

ホームページを作るためには、まず自分のお店について明確にしていきます。
サイト制作に入る前のこの作業、実は一番苦労されるオーナーさんが多いです。

コンセプトやこだわり、思いなどから、ターゲットとなる人物を決めていきます。
このターゲットとなる人は、具体的であればあるほど良いです。
「どんな人にも来てほしいから、男性も女性も、学生も社会人も、おじいちゃんもおばあちゃんも、みんなターゲット」
そんな風に考えたくなってしまうところを、少し我慢して考えてみてくださいね。

そして次に、自分のお店では、ターゲットとなるお客様にどんなことを提供できるのか。
そして、それはお客様にとってどんな価値をもたらすことができるのか。
なるべく深く深く掘り下げていきます。

そうすることで、ホームページに記載すべき内容やカラー、雰囲気などが定まります。

例として、「癒しの時間を過ごすカフェ」をコンセプトとし、
「仕事でも家庭でも一人の時間を持てない、多忙な既婚男性」をターゲットにしたとすれば、
彼に提供できるものは「静かな空間」や「職場でも家でも体験できないリラックス」や「ストレスフリーでナチュラルな接客」などでしょうか。
そして、彼に「日々の忙しさから解放される爽快感」「何からも急かされることのない心地よさ」などの価値を与えることができるでしょう。
(もし、こんなカフェがあるなら、Wi-Fiなどの電波を一切遮断しても面白そうですね。)

そうすると、ホームページのトップページに表示すべきは結婚指輪の光る男性の柔らかい表情であったり、
サイトのカラーは安心やリラックス効果のある緑や茶色をチョイス、
男性向けのわかりやすくシンプルなサイト構成にするなど、ホームページの方向性が定まりますよね。

サイトで公開する情報を書き出す

お店のコンセプトやターゲットから、
作るホームページのデザインが見えてきましたね。

次に重要なのは、作るページです。
トップページ以外のページを、どのように作っていくかというと、まずは「情報の仕分け作業」から始めます。

具体的に、店舗情報とメニューとブログだけでいい!と決まっている場合は別として、
作るページを定めるには、このホームページにはどんな情報が必要になるのかを考えていきます。

サイト上で公開する、思いつく限りの情報を書き出してみます。

ホームページ「癒しの時間を過ごすカフェ」で公開する情報(案)
・お店の所在地 ・お店の地図 ・お店の周辺の地図 ・営業時間 ・お店の電話番号
・お店のファックス番号 ・メールアドレス ・定休日 ・ランチメニュー ・コーヒーの種類
・デザート ・コーヒーが体に与える影響 ・お店のコンセプト ・店主のブログ ・ペットについて
・お店の内観 ・お店の中で出来ること、出来ないこと ・新メニューなどのお知らせ ・近隣観光情報 …

ほかにも、たくさんたくさん書き出してみてください。

その中から、先ほどのカフェのコンセプトやターゲットについて見直し、本当に必要な情報は何か?と選び抜いていきます。

ホームページ「癒しの時間を過ごすカフェ」で公開する情報(選定)
・お店の所在地 ・お店の地図 ・お店の周辺の地図 ・営業時間 ・お店の電話番号
・お店のファックス番号 ・メールアドレス ・定休日 ・ランチメニュー ・コーヒーの種類
・デザート ・コーヒーが体に与える影響 ・お店のコンセプト ・店主のブログ ・ペットについて
・お店の内観 ・お店の中で出来ること、出来ないこと ・新メニューなどのお知らせ ・近隣観光情報 …

自分がターゲットのお客様の立場に立って、こんな情報が欲しいと感じるものを優先させましょう。

公開する情報をカテゴリーに分ける

公開する情報が決まったら、次にその情報をまとめていく(カテゴリー分け)作業に入ります。

ホームページ「癒しの時間を過ごすカフェ」で公開する情報(決定)
・お店の所在地 ・お店の地図 ・営業時間 ・お店の電話番号
・メールアドレス ・定休日 ・ランチメニュー ・コーヒーの種類
・デザート ・お店のコンセプト ・お店の内観
・お店の中で出来ること、出来ないこと ・新メニューなどのお知らせ

これらを公開する情報とした場合、それぞれ1ページづつ作成するのは良くありません。
なぜなら、ユーザー(お客様)にとって不親切なサイトになってしまうからです。

例えば、お店の名前だけを知っていて、ネットで調べているユーザーがいたとします。
その場合、まず場所を知るために、お店の所在地のページを見ます。
しかし住所だけではわかりにくいので、お店の地図のページに移ります。
場所がわかったので、営業時間を調べるためにページを移動して、さらに定休日のために移動して…。

こんなに面倒だったら、もうお店に行こうという気持ちもしぼんでしまいますよね。

なので、公開する情報が決まったら、カテゴリー毎に分けていきます。
カテゴリーの分け方としては「似たようなモノはまとめる」方式で分けていきます。

どうしてもわかりにくいとき、迷ってしまう時には、
自分がユーザーとなりサイトを訪れるとしたら、どんな目的か?と考えてみます。

「お店の場所などの情報が知りたい」という目的でサイトに来た場合、同時にわかると便利な内容をまとめていくんです。

たとえば、上の情報の中だと迷いやすいのが「コーヒーの種類」ではないでしょうか。
お店のコンセプトにしようか、メニューにしようか、それとも…。

あなたがお客様としてサイトを見に来たら、どうですか?
「お店のコンセプトが知りたい」と思ったときに、コーヒーの種類の情報がないと不満でしょうか?
それとも、「お店のメニューが知りたい」と思ったときに、コーヒーの種類がないと不満でしょうか?

多くの場合は後者ですよね。メニューの中に選べるコーヒーが載っていないと不便です。

また、お店のこだわりとして「コーヒーの種類が豊富」という情報を知らせたい場合には、
こだわりのカテゴリーの中の情報として掲載する、という方法もあります。

具体的には、お店のメニューとして公開する「コーヒーの種類」の情報であれば、選べる種類と価格を表示、
お店のこだわりとして公開する「コーヒーの種類」の情報であれば、なぜ沢山の種類があるのかという理由や思いを説明する、などです。

ページを作成する

情報をカテゴリーで分けることができたら、いよいよページを作っていきます。
カテゴリー分けした内容をまとめて、写真と文章で丁寧に説明していきます。

カフェのホームページだと、サイトの作成ページとしては、

①トップページ
②メニュー
・ランチ
・ドリンク
・デザート
③こだわり、コンセプト
④店舗情報
⑤最新情報
・臨時営業、臨時定休
・イベント情報
・ブログ
⑥お問い合わせ、予約

このような構成になることが多いかと思います。

だったら、最初からこのパターンで作ればいいじゃないか、と雛型に当てはめていくのはおすすめしません。
最初のコンセプトからターゲットの詳細をおさらいし、サイトを作っていくという過程を経験することで、ホームページをぶれずに育てていくことができるようになるからです。

さらに、ターゲットが明確な場合など、このパターンでは不十分になってしまうことも多いんですよ。
「カフェのホームページ」といっても、様々なデザイン、構成、ページが必要になるんですね。

カテゴリー分けの時に気を付けること

公開する情報はカテゴリーで分けていきますが、このカテゴリー分け、実はとっても重要です。

カテゴリーで分けた情報を、まとめてホームページ上で公開することが多いんです。
たとえば、「お店のメニュー」「こだわり」「店舗情報」など、カテゴリーをそのままサイトのメニューに使ったりします。

その時、わかりにくい名前だと不便だということに気づきますか?

例えば「店主の思い」というカテゴリーがあったとして、
お客様はそのカテゴリーが「店主のこだわり」なのか「店主のブログ」なのかわかりません。

このようなカテゴリー分けをしてしまうと、お客様に不親切となります。

お客様(ユーザー)に不親切だと、それ以外にも弊害が生まれます。
SEO対策に悪影響となるのです。

これはまた別の記事で詳しく説明しますが、SEO対策の基本は、ユーザーファーストです。
サイトを見ている人に優しくないサイトは、検索エンジンからも嫌われてしまいます。

カフェのホームページの作り方まとめ

カフェのホームページを自分で作る時には、まずお店のコンセプトからおさらいしていきます。
当初から変わりないコンセプトでもいいですし、時代に合わせたこだわりや特徴でもいいでしょう。

そして、そのお店がターゲットにするのはどんな人なのか。
サイト制作においては、ここが最も重要なポイントとなります。

出来るだけ具体的に、詳細まで思い描きます。
紙に書き出すと想像しやすくなりますよ。

ここから、ホームページに載せる情報を選んでいきます。
ターゲットが求めている情報は何か、必要な情報は何なのか。
お客様(ユーザー)の立場になって考え。選んでいきます。

最後に情報をまとめる作業、カテゴリー分けをしていきます。
カテゴリーに分ける時には、お客様によってわかりやすいかどうかを優先します。

これで、ざっくりとしたサイト構成が出来上がります。
ホームページで1番重要なのは、このサイト構成の部分です。
この工程は面倒くさがらずに、時間をかけて、しっかり練ってみてください。

そのあとは、実際に文章や写真で説明するページを作っていくのみです。

ステップアップでは、ご自分でホームページを作りたい方を応援しています。
ホームページカフェ」では、どなたでもコンセプトやターゲットを明確化できるように、
ステップアップ独自のヒアリングシートを使ってサイト構成を練っていきます。

ホームページのお困りごとは、お気軽にお問い合わせください。

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